ボルドーワイン
フランスの南西、大西洋岸に位置するボルドー地方はワインの生産地として名高い地方です。その深い味わいから「ワインの女王」とも称されるボルドーワインについてご紹介いたします。
ボルドーワインの特徴
ボルドー地方は、赤ワインの名産地として名高く、その生産数は年間7億本にのぼります。 ボルドーワインがこれほど名声を得ている理由として、ぶどうの質が良いことが挙げられるでしょう。そもそも、ワインを造る際に必要なぶどうは、畑の場所・土壌・気候・品種が重要な要因とされており、ボルドー地方はそれらが全てハイレベルなのです。 ボルドーワインには、「シャトー」という呼称を持つものが多いのですが、これは醸造者が管理するぶどう園を指す言葉で、有数なシャトーがある地域としては、「メドック」や｢グラーブ｣、「ソーテルヌ」などがあります。 有名なボルドーワインには、力強さとエレガントさを兼ね備えた「シャトー・マルゴー」、世界中のワインファンから愛される「シャトー・ラトゥール」、繊細で口当たりの良さが特徴の「シャトー・オーブリオン」などがあります。白ワインであれば、世界最高の貴腐ワインと知られる「シャトー・ディケム」もボルドー産です。これらは全て、ワインの女王と呼ぶに相応しい味わいを持っています。
ボルドーワイン 産地の特徴
ボルドー地方は、フランスの南西部、太平洋岸に位置します。その中でワイン生産地は、20程の地区に分けられるのですが、最も有名な地区は「シャトー・マルゴー」や「シャトー・ラトゥール」などの名高いシャトーが集まる「メドック地区」、優れた辛口の白ワインが多く造られる「グラーブ地区」、貴腐ワインを始めとした甘口ワインの生産が多い「ソーテルヌ地区」があります。
ボルドーワイン 選び方のポイント
ボルドーワインと聞くと、高級なワインを連想される方が多いことだと思われます。実際、「グランクリュ」と呼ばれる格付けによって等級付けられ、「シャトー・ラトゥール」のような高級ワインが存在するのも事実です。しかし、ボルドーワインはその種類も多く、高級ワインからお手軽に飲んでいただけるデイリーワインもあります。
ワインを選ばれる際のポイントはやはり味。ボルドーワインは、含まれるタンニン（苦味）によって大きく分類されており、タンニンがしっかりした状態から順に、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディと呼ばれています。フルボディのようなタンニンが濃いワインは肉料理と合わせやすく、フレッシュな味わいが魅力のライトボディは、サッパリとした魚料理と合わせるのが良いでしょう。
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